1995年からはじまった私の個人サイトの夢跡

最近ではサイトも随分スマートで見易く、技術的にも優れ、全体的に良いものが増えました。
1995年に私が書いた革新的と思ったあの「ホームページ」とは何だったのか?と、もう古い話です。

-      2022年 追記;

2001年より続いたこの TMI.INFOも今年で21年の歳月が経過し、更新もないまま長い間古い情報のみを掲載しつつ運営してまいりました。当初はウルティマオンラインの情報やスタークラフトのデータなども掲載し、知人も含め多くの方に愛されたページであったと思います。
2010年頃からはFreeBSDの走り書きのようなものを掲載し、個人的な利用が強くなっていました。それでもDNSやMailのサービスとしては存続し、一部の方々には貢献していたと思います。
しかし、時代も進み、昨今ではより良いVPSのサービスや、レジストラでもDNSを手軽なサービスとして組み込むなど、このようなサーバー運用は時代遅れになっています。
 
TMI.INFOも、その時代の流れには逆らえません。しかし、過去の方々が思い出を振り返り、または運営者に連絡したいと思ったりなどを考えると、捨てきれずに存続の考えに至る思いです。
つまり、トップページだけであろうとも可能な限り残していければと思っています。このあと、誰かが訪れ、少し懐かしむには良いのではないでしょうか?
 
さて、さらに言いたいことや細かいことは「あとがきと沿革」に不躾に書きたいと思いますが、以上が表向きの本文とさせていただきます。 
 
July 2022. 
 
 
 


-      当サイトの元々の始まりは1995年;(あとがきと沿革)

TMI.INFOはドメインをまともに取得して初めての個人サイトでした。主に学生時代よりハマっていたネットゲー、それも遡れば90年代に流行ったブリザード社のDIABLOの関連事情を含めたBBSなどを始めたのが起源といえます。
当時はインターネット回線もアナログであり、テレホーダイ時間(23時以降)の夜中に細々とやっており、ADSLの登場まで10年近くそれが続きます。まだ学生だった自分にとって、勉学の妨げでもあったと思いますが、それがなければネットワークに詳しくなることもなく、人生においてなくてはならなかったことだと今は思います。
何事にも黎明期はあり、それに触れたとき、それに未来を感じましたが、結果として2000年以降のインターネットがあると思うと、非常に感慨深いものです。

-        1995年「広の集」とは;

さて、話が少し戻りますが、そんな時代ですから、最初のホームページはISP(プロバイダー)上の領域に作成しました。今、その初期データすら無いですが、タイトルだけは鮮明に覚えており「広の集」です。1995年後期にそれが誕生し、今でいうブログともいえる日記からネットのことも書いていた総合的なものです。特に一番だったのはPC関連でしょうか。また90年後半にはHTMLを広めて沢山の人にホームページを作ってもらおうとしていました。
←1996年頃のページ「HTML入門編」
 
PC関連のページは、TMI.INFO誕生まで、そこで扱われており、アクセスはそこそこ多かったと思います。検索ツールで「AGP」などを検索すると、上から2~3番目には表示されてました。1998年後半からサウンドカードYMFの説明やVGAカードの総合的なページもあり、多くの方が目にしてたようです。
←1998年頃のページ「VGA」

↑1999年頃のページ「VGAリスト」

そして、常時回線の時代になり、ISPサーバースペースから自サーバーの時代になり、後にドメインを取得してTMI.INFOが2001年に始まります。
その時には、既にウェブページが世の中に溢れており、HTMLも時代と共に変わってきていた為、それら一切を閉じることになりました。VGAについては、もしこの先過去の情報が必要ではないのか?というような事態があれば、再び公開するのも良いのかもしれません。
このような流れから、インターネット黎明期から続いており、まことに閉じるには惜しい。というわけで、ここに記録として残してあります。尚、運営者のメインは次のドメインに移動しており、まったく違ったことをしています。それは最後に小さく紹介したいと思います。
 
時代も2020年代となれば、情報発信はWebよりSNSの時代になっています。Webは新しい時代になるべく昨今ではWeb3.0と叫ばれております。Web2.0の際には、クラウドなどが活気になった記憶もあり、次はブロックチェーンですね?
メタバースもNFTもブロックチェーンがベースで根幹にあり、ブロックチェーンといえばビットコインですが、そんなことへの忌避感があろうとなかろうと関係なくクラウドの時同様に知らず知らず浸透していくものだと思います。それは楽しみでもありますが、別段これを取りあげて、Web3.0を持ち上げる流れは賛同しかねるところです。というのも、Web2.0の時を思い出せば分かるとおり、その枠組みのネーミングタイトル自体には強く意味はありません。中身が大事であり、旗振りを頑張るところではありません。クラウドの時は、GoogleやAppleまたはSNS各社が率先してそれを体現し魅せてくれました。今回はどうでしょうか?
 
July 2022.  
((追記: 新しいサイトドメインは「2jp.org」です。ご連絡は(JARLメール転送)まで。  
 

-      ブロックチェーンの小話;


実のところ、ブロックチェーンはビットコインから日本で活気だったものです。2019年より少し前では日本が世界をリードできる勢いがありました。しかし、この仕組みの真の重要性に気が付けないメディア、そして起きた事件などを不正確に取り上げるマスコミ、危険性ばかりを伝える報道、そのようなものにより2019年頃から日本は停滞しました。ジャーナリズムの正確性がそこにはなく、単純に視聴者が驚くようなネタとして扱いであり、実を見ないものだったということです。料理に包丁は大事ですが、包丁で怪我をする人もいます。自動車も便利ですが事故という危険性はあります。その時、包丁や自動車を危険だというのは間違いで、扱いのされかたやルーリングを取り上げるべきです。あの一連については、憤り以上に悲しく思います。
まず、ブロックチェーンの仕組みはP2Pですから、ノードが重要であり、それを支えるためのご褒美ポイント制、それがビットコインです。詐欺などがどうこう、仮想のお金がどうこうという話が先にきていてはそれに気が付けません。そのようなことも理解できない不勉強なメディア、ジャーナリストが日本には多くいます。危険性があればやめればいいは技術への横暴でしかなく、そのようなことが当然ならば、先ほどあげた包丁も自動車も危険を理由に売るのも使うのもやめれば良いのです。

包丁や自動車の間違った使われ方が危険だからといって、そのモノ自体を危険視するのは滑稽でしかありません。

日本人はある種の温室育ちともいえます。家電を買った際、説明書も読まずに電源を押してみます。かなり危険な行為ですが、それで危険になるようなら販売できないのが日本です。しかし、既に日本は世界の限られた先駆者ではなく、多くの国が追ってきているこの時代において、そんな手厚いケアが当たり前と思うのはグローバルに欠けます。日本の当たり前だけが正しくはないのです。
情報が多い世の中になっています。また取得も簡単です。ならば、自分で調べて自分で知ること、つまりは自分を成長させて適応できるはずです。TVなどをはじめ、限られたメディアばかりを信じず、様々なソースから多角的に知見を得ながら世界で生きる必要があるのだと思いませんか?

笑えるネタですが、仮想通貨で詐欺をすると「仮想通貨詐欺」と書かれます。これはイメージ操作になっており、メディアがダメな理由の一つです。
仮想通貨と言っていますが、すでに2020年の時点で法定通貨並みに種類が存在しています。ドルペッグのものなどもあり、そのくくりは変としかいえないわけです。何を指した言葉なのか雑すぎます。ただ、これも多くの人がそれを理解していないせいで、メディアがそうせざる得ないのかもしれませんが、それは正しさという点で大きく欠けるものです。
それで良いならば、日本円で詐欺が起きたら「日本円詐欺」と書かないといけませんね?詐欺を伝えているはずが、日本円を貶める表現になっているわけです。このような操作にひっかからないよう気を付けてください。大事な部分を見逃してしまいます。
 
July 2022. 
 


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